こんにちは。院長の鈴木です。
8月に入ると、連日の暑さに体もグッタリしてきますね。
とくに、お盆も過ぎるころになると暑さで疲労が溜まり、体のだるさや不調を感じやすくなります。
こうした「夏のトラブル」に見舞われるのは、皆さんのお口も例外ではありません。
そこで今回は、夏に起こりやすいお口のトラブルについて、まとめてみましたので、ぜひチェックしてみてくださいね。
● 夏は「からだのストレス」にご用心?
夏場は過酷な気温もさることながら、
室内外の温度差によって、からだに負担がかかることもあります。
また、楽しいイベントも盛りだくさんのため、
ついつい活動的になってしまい、気づかぬうちに疲労が溜まっている方も少なくありません。
実は、こうしたストレスがかかると「免疫力」が低下しやすくなります。
私たちのからだは、日々さまざまな細菌やウイルスと戦っていますが、免疫力が落ちると、それらに対する抵抗力も弱まり、「歯ぐきが腫れる」「親知らずが痛む」「口内炎が治らない」などのトラブルを引き起こす原因になってしまうのです
● 夏の暑さで干からびる…
「お口の乾き」にご用心
夏の暑さに晒された人間のからだは、汗をかくことで体温を下げようとしますが、それと同時に体内の水分が不足しやすくなります。
すると、だ液の分泌も減少し、お口の中が乾燥するようになります。
私たちのお口には、いくら清潔にしていても何千億という細菌が存在していますが、それらは常にだ液によって浄化・殺菌されています。
つまり、だ液が少なくなるということは、細菌やウイルスが繁殖しやすくなってしまうということ。
このような状態は口臭の原因になるばかりか、
むし歯や歯周病を悪化させる要因にもなりかねません。
お口のためにはもちろん、
皆さんの健康を守るためにも、水分補給はしっかりと行いましょう。
● 暑いと思わず手が伸びる!?
「甘い誘惑」にご用心
暑さにやられるこの時期に、ついつい欲しくなるのが冷たいアイスやジュースです。
しかし、アイスやジュースには皆さんの想像以上に砂糖が使われているのをご存じでしょうか。
実は、「温度」と「味覚」には密接な関係があり、
人のからだは「冷たいものほど甘みを感じにくい」のです。
ぬるくなったジュースがやけに甘く感じるのも、突然甘くなったわけではなく、温度が上がったことで「本来の甘さ」を感じているため。
「キンキンに冷えているのに甘い」アイスやジュースには、それだけ砂糖が使われている…ということです。
そして、お口の中に残った糖分は、
むし歯菌にとって、かっこうのエサになります。
放っておけば、当然むし歯のリスクも高まるので、アイスを食べたり、ジュースを飲んだりしたあとは、お水やお茶でお口をすすぐのがおすすめです。
この時期に感じる「歯の違和感」は、初めのうちは症状が軽くても、疲労が溜まることで一気に悪化してしまうことがあります。
ほんの少しの異変でも放置せずに、
なるべく早い段階で歯科を受診しましょう!
そして、疲れが溜まったときには時間を見つけて、からだを休めてあげることも、忘れないでくださいね。
芝大門歯科クリニック
〒105-0012 東京都港区芝大門2丁目1-17 朝川ビル1F
TEL:03-3578-8880
URL:https://www.shiba-sdc.com/
Googleマップ:https://g.page/r/CVF4fM49RzFjEAE
こんにちは。院長の鈴木です。
7月にはさまざまな風物詩があります。
直近でいえば7日の七夕ですが、
皆さんは今までに、
「短冊にどんなどんな願い事をしたか」
思い返したことはありますか?
「昔の記憶」を思い出すことは、
脳が活性化し、認知症の予防や
進行の抑制になるそうです。
さて、認知症といえば、
実はお口とも深い関係があることを
ご存じでしょうか?
■「歯の本数」で認知症リスクが変わる
まずひとつ目は、
「残っている歯の本数」との関係です。
実は、歯が少ないほど
認知症の発症リスクが上がることが
研究によって明らかになっています。
歯が少ないと、噛む回数や、
噛んだ際に脳に送られる刺激が減少します。
その結果、脳の働きが低下して、
認知症を引き起こす
きっかけになってしまうのです。
対策として、予防や治療をして
「歯を多く残す」ように努めることが最適ですが、
もし歯を失ってしまった場合でも、
義歯や入れ歯を使ってお口の機能を補うことで、
認知症への影響を最小限にすることができます。
「65歳以上の高齢者のうち、約15%が認知症である」
と言われており、現在発症していない方も、
年齢を重ねていくにつれて、
そのリスクは上がっていきます。
「もう手遅れかも」と諦めずに、
しっかりと治療やメインテナンスを受けて
「噛めるお口」を維持しましょう!
■「歯周病」が認知症のリスクを高める
「歯周病」といえば、むし歯と並んで
皆さんもよく知るお口の病気ですが、
こちらも「認知症」との関わりがあります。
まず、歯周病が進行すると、
歯ぐきからの出血が起こります。
すると、
その傷口から細菌が入り込んで全身に回り、
脳卒中や心臓病、糖尿病や早産など
幅広く悪影響を及ぼすことがわかっています。
そして、こうした影響のひとつに
「認知症」も含まれています。
お口から入り込んだ細菌の影響によって、
アルツハイマー型認知症の原因物質が、
脳に多く蓄積されてしまうのです。
■「健康なお口」で認知症を防ぎましょう!
歯科における認知症予防のポイントは、
・歯を1本でも多く残す
・歯周病の予防と治療を徹底する
この2つです!
特に歯周病は、
悪化すれば歯の喪失にも影響を及ぼし、
認知症のリスクがさらに高まります。
歯周病は「沈黙の病」と言われるほど
自覚症状が少なく、
気づいたころには悪化していることも
少なくありません。
少しでも異常を感じたら
早めに歯科を受診するのはもちろんのこと、
日ごろから定期的にメインテナンスなどを受けて、
治療と予防を心がけましょう!
私たちの役目は、お口だけではなく、
皆さまの全身の健康を守れるよう
精一杯サポートすることです!
何か気になることやご不安なことがあれば、
いつでもお気軽にご相談ください。
芝大門歯科クリニック
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こんにちは。院長の鈴木です。
梅雨の季節となり、雨の日が多くなってきましたね。
せっかく洗濯しても、部屋干しをするしかなく
「ちょっと臭いが気になる」
ということもしばしばあります。
あの臭いは、衣類や洗濯槽についた、
雑菌が繁殖した結果生じるため、
洗濯槽をこまめに掃除したり、
洗濯前に衣類を60度の熱湯に浸けておいたりすると、
抑えられるそうです。
ご家庭のなかには、ほかにも
菌の繁殖しやすい場所がたくさんあります。
たとえば、キッチンやお風呂場の排水口に、
「ぬるぬるとした不快な粘膜」が付着しているのを
見たことはありませんか?
あの粘膜は『バイオフィルム』といって、
細菌のかたまりなのですが、実はあれと同じものが、
皆さんのお口にもこびり付いてしまうのを
ご存じでしょうか?
■お口の中に排水口と同じものが…!?
バイオフィルムとは、
細菌同士が集まり膜に覆われた、
細菌の集合体です。
私たちが食事をすると、
その「食べかす」を餌として、
むし歯菌や歯周病菌が増殖します。
その際に、だ液の糖タンパクと
結びついて作られるのが『プラーク』です。
なんと、プラークには
1mgあたり1億個もの細菌が存在しており、
放っておくと
「ぬるぬるとした強固な膜」を作り出します。
そう、
私たちの歯にもできてしまう「ぬるぬる」もまた、
排水口と同じ『バイオフィルム』なのです。
■バイオフィルムはこんなに強固!
一度バイオフィルムが形成されると
菌を守るバリアのようになり、
除去するのがとても困難になってしまいます。
通常、お口の中は「だ液」によって、
ある程度は殺菌されていますが、
バイオフィルムができてしまうと、
その膜に阻まれて細菌には届きません。
また、抗薬液なども、
その効果を発揮するためには
バイオフィルムを剥がすことが必要不可欠です。
ところが厄介なことに、
一般的なブラッシングでは
バイオフィルムを取り除くことができないのです。
■歯科で定期的なプロケアを!
歯みがきなどでは取り除けないバイオフィルムを
除去する唯一の方法が、
歯科でプロによるクリーニングを受けることです。
歯科医院では専門の器具を使って、
歯石はもちろん、こうしたバイオフィルムも
しっかりとクリーニングを行うことができます。
バイオフィルムの内側は
細菌にとって最適な環境が保たれているため、
放っておくと、どんどん繁殖します。
むし歯や歯周病などが悪化する原因になり、
そこから全身疾患に繋がる恐れもあるため、
数か月に一度は歯科医院に通って、
お口の中を綺麗に保ちましょう!
芝大門歯科クリニック
〒105-0012 東京都港区芝大門2丁目1-17 朝川ビル1F
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