こんにちは。院長の鈴木です。
毎年9月1日は「防災の日」。さらに、8月30日から9月5日は「防災週間」として定められています。災害はいつ発生するか予測できないので、日ごろから防災グッズや非常食を備えておくことが大切です。
さて、備えといえば入院前には歯の治療が推奨されていますが、その理由をご存じでしょうか?
お口の中のトラブルを放置したまま入院すると、思いもよらない事態を招くことがあるので十分な注意が必要です。
● 入院や手術の際に起きやすいお口のトラブル
お口の中が汚れていると、細菌がどんどん増殖し、手術中に悪さをすることがあります。
特に口や喉・食道・胃の外科手術を予定されている方は要注意!
「だ液とともに飲み込んだ細菌」が手術した部位に感染すると、治癒が遅れて入院期間の延長につながることがあります。
しかも、細菌が肺まで入り込んだ場合は、「肺炎」にもかかりやすくなります。
肺炎は重症化すると死に至る、恐ろしい病気で、下手をすれば咳や熱だけでは済まなくなる可能性もあります。
また、命に関わるアクシデントが手術中に発生する危険性も。
たとえば、お口の中に「ぐらぐらした歯」を放置していると、口から人工呼吸器を挿入する際に歯が抜け落ちて気管に入り、窒息する恐れがあります。
● がん治療で起きやすいお口のトラブル
一見、無関係に思える「がん治療」でもお口のトラブルが発生することもあります。
なかでも、抗がん剤治療においては約40%以上の人に口腔トラブルが発生したという報告もあり、その内容は口内炎や味覚障害、口腔乾燥など、がん治療がさらに辛くなるようなものばかり…。
また、治療の副作用でだ液が減少すれば、むし歯や歯周病が進行する可能性もあるので、がんの治療を始める前に必ず処置をしておきましょう。
● 手術やがん治療の前に
歯科医院では何をするの?
歯科医院では手術時の感染症や肺炎を防ぐために、
歯石や歯垢(プラーク)を徹底的に除去します。
特に、歯石は石灰化した細菌の塊です。
がん治療においては細菌が多いと副作用が強くなるので、お口の汚れを取り除いて細菌の数を減らします。
むし歯があれば応急処置を施し、ぐらつく歯があれば抜歯や歯の固定も行います。
お口のケアをしていたことで入院期間が短くなったという調査結果もあります。痛いところがなくても、入院前には必ずお口のチェックを受けておくことをおすすめします。
また、お口の状態によっては治療が長期に及ぶ場合もあります。
入院までの日数は限られていることが多いため、もし入院が決まったら、少しでも早めのご来院をお願いします。
芝大門歯科クリニック
〒105-0012 東京都港区芝大門2丁目1-17 朝川ビル1F
TEL:03-3578-8880
URL:https://www.shiba-sdc.com/
Googleマップ:https://g.page/r/CVF4fM49RzFjEAE
こんにちは。院長の鈴木です。
8月に入ると、連日の暑さに体もグッタリしてきますね。
とくに、お盆も過ぎるころになると暑さで疲労が溜まり、体のだるさや不調を感じやすくなります。
こうした「夏のトラブル」に見舞われるのは、皆さんのお口も例外ではありません。
そこで今回は、夏に起こりやすいお口のトラブルについて、まとめてみましたので、ぜひチェックしてみてくださいね。
● 夏は「からだのストレス」にご用心?
夏場は過酷な気温もさることながら、
室内外の温度差によって、からだに負担がかかることもあります。
また、楽しいイベントも盛りだくさんのため、
ついつい活動的になってしまい、気づかぬうちに疲労が溜まっている方も少なくありません。
実は、こうしたストレスがかかると「免疫力」が低下しやすくなります。
私たちのからだは、日々さまざまな細菌やウイルスと戦っていますが、免疫力が落ちると、それらに対する抵抗力も弱まり、「歯ぐきが腫れる」「親知らずが痛む」「口内炎が治らない」などのトラブルを引き起こす原因になってしまうのです
● 夏の暑さで干からびる…
「お口の乾き」にご用心
夏の暑さに晒された人間のからだは、汗をかくことで体温を下げようとしますが、それと同時に体内の水分が不足しやすくなります。
すると、だ液の分泌も減少し、お口の中が乾燥するようになります。
私たちのお口には、いくら清潔にしていても何千億という細菌が存在していますが、それらは常にだ液によって浄化・殺菌されています。
つまり、だ液が少なくなるということは、細菌やウイルスが繁殖しやすくなってしまうということ。
このような状態は口臭の原因になるばかりか、
むし歯や歯周病を悪化させる要因にもなりかねません。
お口のためにはもちろん、
皆さんの健康を守るためにも、水分補給はしっかりと行いましょう。
● 暑いと思わず手が伸びる!?
「甘い誘惑」にご用心
暑さにやられるこの時期に、ついつい欲しくなるのが冷たいアイスやジュースです。
しかし、アイスやジュースには皆さんの想像以上に砂糖が使われているのをご存じでしょうか。
実は、「温度」と「味覚」には密接な関係があり、
人のからだは「冷たいものほど甘みを感じにくい」のです。
ぬるくなったジュースがやけに甘く感じるのも、突然甘くなったわけではなく、温度が上がったことで「本来の甘さ」を感じているため。
「キンキンに冷えているのに甘い」アイスやジュースには、それだけ砂糖が使われている…ということです。
そして、お口の中に残った糖分は、
むし歯菌にとって、かっこうのエサになります。
放っておけば、当然むし歯のリスクも高まるので、アイスを食べたり、ジュースを飲んだりしたあとは、お水やお茶でお口をすすぐのがおすすめです。
この時期に感じる「歯の違和感」は、初めのうちは症状が軽くても、疲労が溜まることで一気に悪化してしまうことがあります。
ほんの少しの異変でも放置せずに、
なるべく早い段階で歯科を受診しましょう!
そして、疲れが溜まったときには時間を見つけて、からだを休めてあげることも、忘れないでくださいね。
芝大門歯科クリニック
〒105-0012 東京都港区芝大門2丁目1-17 朝川ビル1F
TEL:03-3578-8880
URL:https://www.shiba-sdc.com/
Googleマップ:https://g.page/r/CVF4fM49RzFjEAE